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韓国が、日本以上に「平和ボケ」の症状を呈している 

 下記は、2017.4.6 付の【産経抄】です。

                       記

 北朝鮮がまた、弾道ミサイルを発射した。本日、初めての首脳会談に臨むトランプ米大統領と中国の習近平国家主席への明らかな挑発である。

 ▼北朝鮮には核・ミサイル問題について、中国の仲介を受け入れるつもりはなさそうだ。となれば、米国単独で軍事行動に踏み切る可能性が出てきた。追い詰められた北朝鮮が最初に矛先を向けるのは、超大国の米中ではなく、むしろ日本と韓国である。

 ▼金正恩キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏殺害には、毒ガスのVXが使われていた。金正恩氏は体制維持のためならば、同胞に対しても核や化学兵器の使用をためらわない。ところが、その脅威にさらされている韓国が、日本以上に「平和ボケ」の症状を呈している。

 ▼来月に投開票される大統領選で最有力候補とされるのが、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏(64)である。大統領になれば、北朝鮮への経済援助を再開すると明言している。在韓米軍に配備された迎撃ミサイルシステムには否定的だ。日本には、慰安婦合意の再交渉を求めている。つまり、日韓両国で北朝鮮に立ち向かう考えがまったくない。文氏を支持する人たちは、本気で現体制の北朝鮮との融和を望んでいるのだろうか。

 ▼北欧のスウェーデンから先月、7年前に廃止した徴兵制を復活するとのニュースが入った。バルト海で軍事的圧力を強めるロシアの脅威に対抗するためだという。日本では安保法制をめぐって、徴兵制復活につながるとの批判があった。ハイテク兵器を扱う現代の軍隊に、素人は不要である。ナンセンスな議論だった。スウェーデンも、国民の危機感を高めるのが目的だろう。

 ▼徴兵制があり緊張が続いていたはずの韓国で、一体何が起きているのか。

 http://www.sankei.com/column/news/170406/clm1704060003-n1.html