【陽陰師2】

※この話はフィクションです。

(続京の居酒屋)

菊池光明子が冊子を取り出した。

『その悲恋の本は「四神炎海書」ゆうて、これや。五つの話から構成されとる。一つ目は洛南の犬神獣や』

菊池は本を読み始めた。

洛南に、人魚が飼っている犬、水犬が居た。水犬は鴨川に住んでいた。水犬は車にひかれそうだった所を、地上の神犬に助けられ、川の中の城に招待し、もてなした。絶対に開けてはいけない玉手箱を土産に、再会の約束をするが、神犬は戻ってこなかった。

『その神犬、玉手箱開けてじいさんなっとるんちゃうんか?』

坂田金時が言った。菊池が答える。

『せやから、その玉手箱の呪いを解いて、水犬と神犬を会わせたらなあかんねん。坂田を倒したら、呪いは解けるらしで』

『俺を倒したらて、どういうことや?』

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あとがき

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悲恋話って、こんなんです。簡単すぎるだろうか、分かりづらいだろうか、こんなんです。

2017/03/14 12:26:05

葵川棗

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